皆さんは将来の年金について心配したことはありませんか?
地方銀行と信用金庫は、年金に関するサービスを提供している金融機関の一つです。
この記事では、金融機関での年金予約についてご紹介します。
手続き方法やサービス内容を知っておくことで、将来の年金受給に備えることができるでしょう。
1. 金融機関の年金予約とは
金融機関の年金予約は、年金受給開始に向けての相談や手続きをサポートしてくれるサービスです。
大手メガバンクよりも、地域密着の金融機関(地方銀行や信用金庫など)が力を入れて行っていることが多いです。
金融機関の年金専門の担当者が、年金に関する疑問や不安を解消し、適切な手続きを案内してくれます。
2. 手続き方法
身近の金融機関での年金予約をするためには、まずは金融機関窓口に直接お問い合わせください。
担当者が待っていましたとばかりに丁寧に対応してくれます。
また、各金融機関のウェブサイトや公式パンフレットにも詳細な手続き方法が掲載されていることがありますので、事前にチェックしておくこともおすすめです。
年金受給間近に行くよりも、55歳〜くらいからリタイアが見えてきた頃に、一度窓口を訪問しておくと良いでしょう。
3. 年金予約でできること
年金予約では以下のようなサービスを受けることができます。
【- 年金受給開始日の相談と手続き】
年金受給の手続きは様々な書類が必要になり、初めてだと良く分からず非常に面倒に感じると思います。
面倒な手続きを専門家の手助けを受けながら進められるので、書類作成から受給までスムーズに行うことが出来ると思います。
【- 年金受給額の確認とシミュレーション】
今までに支払ってきた年金額を担当者が調べて、年間の年金受給金額を試算してくれます。
現代の年金は60歳だと7割減で受給可能、65歳からは満額、65歳以降は増額されるといったように、受給年齢によって金額が変わってくるという方式を取っています。
その辺りの計算も行ってくれるので、自分のライフプランに適した受給時期を見つけることが出来るでしょう。
【- 受給方法の選択(一時金、終身年金など)】
人によっては年金を一時金で貰える場合も有ります。
税金の関係で一時金で貰った方が良い場合や、年金で受給した方が良いケースなど人によって様々。
この辺りの計算は分かりにくいうえに、下手をすると損する場合まであるので、専門家に一任して貰うのがおすすめです。
【- 年金に関する疑問や不安への対応】
その他、年金に関する疑問点はなんでも聞いてみると良いと思います。
初めてだと分からないことだらけなのは当たり前、親身に相談に乗ってくれるでしょう。
4. 注意点とおすすめのポイント
年金予約に際しては、以下の点に注意しましょう。
【- 手続きに必要な書類や情報を事前に準備しておく】
年金手帳、身分証明書、印鑑等は予め準備して窓口に向かいましょう。
また、毎年送られてくる年金定期便が有ればよりスムーズに話が進みます。
【- 予約の際には、自分の希望や状況について具体的に伝える】
私が実際に遭遇したケースですが、相談を受けた方が脳出血で3級の障害手帳を持っていました。
お話を聞いてみると障害年金は受給しておらず、その状況だと3級の障害厚生年金を受給出来る可能性があると提言。
その後、地方銀行の年金担当者に改めて相談し、障害厚生年金3級の書類を揃えて申請したところ、無事に障害厚生年金の受給に至ったと言う話しが有り、教えて貰って助かったと感謝のお言葉を頂けたました。
このように申請していれば貰えた年金を貰っていない人が居るのも事実です。
特に、障害年金や遺族年金は受給要件が複雑なので、自分の状況を伝えることによってアドバイスを貰えるケースも有ります。
【- 年金受給に関する不安や疑問がある場合は、積極的に担当に確認する】
分からないことは積極的に質問して確認しましょう。
初めてのことなので、分からないのは当然ですし、知らないのを恥ずかしがって質問しないのは勿体無い行動です。
5.その他、勧誘には慎重に
年金受給間近だと退職金が計算出来る人もいるでしょう。
年金相談ついでに、その退職金の運用を勧められる場合もあります。
銀行の金融商品は手数料が高額なものが多く、正直お勧め出来るものは少ないです。
パンフレットを貰う程度に留めて、勢いで契約などをしないよう注意しましょう。
過去に地方銀行勤めだった私でも、この年金予約システムは良いサービスだなとお勧めできます。
身近な存在なのに、分からないことだらけなのが年金、受給間近になって慌てて調べ出すケースが非常に多いです。
こう言ったサービスを一つでも知っておけば、余計な不安を取り除けますし、知識として抑えて頂けると幸いです。