将棋が強くなるためには、対局後の感想戦はとても重要です。
どの手が良かったのか、悪かったかを振り返る事で、序盤中盤力の強化に繋がると言われています。
今回は、初段を目指すための一人で出来る効率の良い感想戦について解説します。
この記事を読むことで、棋力向上に役立つ適切な感想戦のやり方を学べるぞ
負け将棋を振り返れるかで差がつく
一生懸命に指した将棋だからこそ、負けた対局は悔しくて振り返るのも嫌になる事も有るでしょう。
しかし、この負け将棋の感想戦がきちんと出来るかで大きな差が生まれます。
気分の良い勝ち将棋の感想戦なんて誰にでも出来るからな
負け将棋と向き合える人は心も強い人が良いよ!
藤井聡太竜王名人のエピソード
幼少期の藤井少年は対局に負けると悔しくて大泣きしていたようです。
泣きながらも、負け将棋の感想戦もきっちりと行い、将棋の腕を磨いたというエピソードが有ります。
幼いながらも本気で将棋に向き合い、そしてメンタルも強く成長したんでしょうね。
私もこの話を聞いて負け将棋と向き合えるようになったよ
(いい歳した大人が小さな子供に学んだのか。。。)
棋譜解析をしよう!
ネット将棋での感想戦は、将棋解析ツールを使うことがオススメです。
一般的に利用されているツールと特徴を紹介します。
ぴよ将棋
入門者から幅広く利用されているぴよ将棋ですが、棋譜解析ツールとしても非常に優秀。
高段者であっても、ぴよ将棋を利用して感想戦を行っている人は多いようです。
・無料で何度も棋譜解析が可能
・アマチュアであれば十分な解析レベル
・棋譜解析に若干時間が掛かるのがデメリット
KENTO
立ち位置的にはぴよ将棋の完全上位互換、無課金で有れば1日3回棋譜解析が可能。
インストール不要のブラウザで使うことができ、棋譜解析スピードも速く、第三候補まで手を読んでくれるので効率的な勉強が出来ます。
・解析スピードが速いのでストレスなく棋譜解析が出来る
・無課金でも1日3回無料で使える
・本気で将棋の勉強をするなら導入の価値有り
基本的にはぴよ将棋を使っている人が多いよ
ターニングポイントを振り返ろう
手が分からなかった部分や、棋譜解析を行って大きく評価値を落とした局面を積極的に確認しましょう。
その時の最善手と手の流れをチェックすることが、自分の棋力向上に大きく繋がります。
特に負け将棋のターニングポイントを振り返る事がとても大切なんだ
負け将棋は最強の教科書だね!
スクリーンショットを有効活用する
気になった曲面、重要だと感じた局面はスクリーンショットを保存しましょう。
そして、定期的に見返すことで正しい手順が身に付きます。
例えば、上の局面は一目見ると飛車を打ち込みたくなる場面ですが、相手の角の睨みが強力なので、飛車を打ち込こんでしまうと評価値が逆転します。
最善は角を追い返す76金、44角と追い返してから81飛車と打ち込みます。
この対局は81飛車と打ち攻め合い負けになりましたが、なんと後日の将棋大会で全く同じ局面になり、今回は76金をノータイムで指し勝つことが出来ました。
スクショを保存して、定期的に見直しをすると正しい手順が身につくぞ
まとめ
負け将棋の感想戦は最強クラスの勉強になるので、負けて悔しい気持ちを抑えて積極的に棋譜解析を行いましょう。
そうすることで、正しい駒運びを知ることができ、それの積み重ねが初段へ続くと約束できます。
負け将棋を糧にして棋力向上を目指すんだ!
偉そうなことを言ってるけど、この人もなかなかコレが出来なかったからな(笑)