初段を目指すなら詰将棋を解くことは避けては通れない道です。
毎日こつこつと継続して解き続けることで、棋力の向上につながる事は間違いありません。
しかし、誤った解き方を続けると、思うような効果を得られないので注意しなければなりません。
今回は、初段を目指すための、棋力向上に繋がる詰将棋の勉強法を紹介します。
正しい知識を持って詰将棋を解こう!
初段を目指すために到達すべきレベルは?
5手詰めハンドブックがストレスなく解けるレベル(正解率80%以上)が目指すべき水準です。
アマチュアの将棋界であれば、このレベルの詰将棋力は上位3割程度に入るでしょう。
敵玉を追い詰める以上に、自陣の耐久力がどの程度かの形成判断も出来るようになります。
初級者がここにたどり着くまでのプロセスを紹介していくよ!
詰将棋を解く時は駒を使わずに頭の中で解く
駒を盤に並べて動かしながら解く人が居るがオススメは出来ない
脳内で駒を動かして考えるのが大切だね
大変な作業だが、それが読みのスピードと正確さを鍛えてくれるんだ
最初のうちは難しいけど頑張ろう!
駒を使って詰将棋を解くと負荷が軽くなってしまうので、やらない方が良い解き方かもしれません。
脳内で詰将棋を解き続ける事で、問題を見た時に頭の中でパズルのように勝手に駒が動き、敵玉を追い詰める感覚が身に付きます。
無理に長い手数の詰将棋を解こうとしない
級位者のうちでは七手以上の詰将棋を解くのはキツすぎるんだ
なかなか解けないと嫌になっちゃうんだよね…
それなら短い詰将棋をたくさん解いた方が遥かに効果が有るぞ
ちゃんと実力が付けば七手以上も解けるようになるから焦らずに!
長い詰将棋を解いた方が効果が有るのは確かですが、初段を目指すならば無理に負荷を掛ける必要は有りません。
私も級位者の頃に七手詰に挑戦し全く解けなくて投げた経験が有りますが、五手詰を解き続けてるうちに、気が付けば七手九手と長い詰将棋も解けるようになりました。
さっさと答えを見てガンガン解く
1分くらい考えて分からなかったら答えをすぐに確認しよう
答えの手順を脳内で並べるのも忘れずにね
詰将棋が得意になるコツは質よりも数をこなしまくる事だ
いろんな詰将棋に挑戦しよう!
問題が分からないことは全く恥ずかしい事ではありませんよ、すぐに答えを見て確認の作業を行いましょう。
数をこなすことで多くの詰みパターンを学ぶことが出来ます、詰将棋は物量重視で進める事が大切です。
本当に最初のうちは一手詰めからでもOK
実際に私も最初は一手詰めハンドブックから始めたよ
あの羽生先生も一手詰めを解くことが有るんだって!
一手詰めなら超初心者でもそれなりに解けるだろう
これを完璧に仕上げられたら三手詰に挑もう
断言できまずが、一手詰めを逃して負けた経験は誰もが持っていると思います。
一手詰めと言えど決して甘く見てはいけません。
毎日継続的に解き続ける
とにかく毎日コツコツと解き続けるんだ
眠い時とか疲れてるときは1問でも良いから解こう!
コツコツが積み重なって将来的には大きな力になる事は約束出来る
継続的な努力は大切だけど、将棋はそれが本当に大きいと思うよ
一部の天才を除いて、凡人が詰将棋の力を高めるにはこれしか有りません。
長々と説明してきましたが、この項目の重要さが8割を占めると思います。
・駒は使わないで脳内で解く
・無理に長い手数を解こうとしない
・分からなければすぐに答えを見て次に進む
・最初は一手詰から始める
・毎日解く、忙しい日は1問だけでもOK
さくさく解けるようになると気持ちが良いものだぞ
この感覚を読者様も知ってもらいたい!