今は免状申請すると藤井八冠と羽生九段署名の免状が貰えるんだ!
将棋歴5年にして81道場の三段に昇段することができました。
三段はひとつの目標だったので、一度これを区切りとして今までに行った勉強などを紹介します。
「81道場の三段程度で笑」などと言わずにお付き合い頂けると嬉しいです。
作戦と勉強した定跡書
私は中飛車・三間・四間・相振りと、どんな時にも飛車を振る振り飛車党ですが、このスタイルに到達するまでに参考にした書籍を紹介します。
定跡の勉強をすると正しい駒の動かし方が身につくよ!
四間飛車を指しこなす本1
最初に読み始めた本がこれ、藤井猛先生著の誰もが認める振り飛車の聖典。
今では定跡の古さが感じられますが、振飛車党なら誰もが押さえておきたい定跡と手筋のオンパレード。
この本は何度読み返したか分からないくらいは読み返したと思います。
相振り飛車を指しこなす本1
将棋初心者の頃は四間オンリーでしたが、当然対戦相手にも振り飛車党が居るわけで、対振りの戦法の勉強として選んだ本です。
この本に書かれている内容は三段帯であっても刺さる人には刺さるので、長い間お付き合いすることでしょう。
初心者~1級ぐらいまでは四間飛車と相振り飛車をメインの戦法として採用していました。
石田流を指しこなす本
初段の壁がどうしても破れない理由として、右四間飛車と居飛車穴熊に苦戦を強いられていると感じていました。
ちょうどコロナ渦で仕事も暇だったので、三間飛車への転向を考えて勉強を始めました。
自分からも動いていける三間飛車は、今まで勉強してきた四間飛車とのシナジーもよく、「石田流で自分から捌く」「ノーマル三間でカウンターを狙う」と2つの戦い方が出来るようになったのは大きかったです。
そして念願の初段到達・降格も何度か有りましたが気づいた時には初段完全定着、さらに勉強を進めたころには二段もチラつくようになりました。
中飛車のポイント すぐに覚えてすぐに勝てる11の戦型
元奨励会三段の石川泰先生の知る人ぞ知る名著。
後手番の戦法としてゴキゲン中飛車を勉強しようと思い、何気なく選んだ本ですが、この本との出会いは本当に大きかった。
超速・右玉・43銀63銀対策なんかはこの本の内容が突き刺さります。
また、持久戦相手に飛車を浮いて石田流に組み替えるなど、これも今まで勉強してきた内容とのシナジーがよく、中飛車の勉強は遅かったですが一気にエース戦法として使うことになりました。
先手番でも▲76歩△84歩と相手が居飛車志向の時のみ、△56歩と突いて中飛車を目指す形を指すようになり、気が付けば二段を超えて三段と今に至ります。
詰将棋
詰将棋はほぼ毎日5手詰ハンドブックを解いています。
初心者~2級ぐらいまでは3手詰ハンドブックをひたすら周回、タイムアタックレベルで解けるようになったところで5手詰ハンドブックへ…
しかし、最初の頃は5手詰は本当に難しく、正解率も3割程度だったと思いますね。
毎日こつこつと解いているうちに不思議と5手詰も解けるようになり、5手詰ハンドブックがそこまで苦にならなくなった頃に初段定着。
今では5手詰はすらすら解けるので、そろそろ7手詰に立ち向かう時なのかもしれません。
詰将棋は毎日の継続が大切だよ!
寄せの手筋・ロジカルな必死
・寄せの手筋200
間違いなく棋力アップに繋がる金子タカシ先生の有名な本ですね。
しかし、書いてある内容のレベルは非常に高いので注意が必要。
「基本」と「応用」の二つの問題があるので、最初のうちは応用問題は完全スルー(限定合駒の問題なんて解けない有段者のほうが多いのでは…)して基本問題を解き進めたほうが勉強になると思います。
・ロジカルな必死(超オススメ!)
最近発売された本ですが寄せの手筋200よりも難易度は低め、今ではこれをバシバシ解けるようになったら寄せの手筋200へ挑むのが定跡かもしれません。
2023に年発売された書籍の中でトップを争う良書だと思います。
「ロジカルな必死」が解けるようになったら「寄せの手筋」に挑戦してみよう!
対局後の感想戦
ネット将棋であれば、ぴよ将棋かKENTOを使って感想戦を行うのがオススメ。
とくに負けた対局の解析は超重要、序盤のミスであればスクショに取っておいて、定期的に見直すだけで同じミスを避けられるかもしれません。
「悔しくて負け戦なんて見たくない!」すごい良く分かります、実際に私もそういう人間でした…負け対局の振り返りの大切さに気付くまで私は4年も掛かりました。
負けが込んだ時のメンタルとの付き合い方
将棋って負けが込むと本っっっっっ当にイライラしますよね…
恥ずかしい話ですが、悔しい頓死をやらかした時にスマホ放り投げて画面割った事もありました。
ある程度負けたら指さないとか、色々なメンタル保持の方法が語られていますが、私は「自分は将棋が弱い」という極めて当たり前の事実に気づき受け入れることで、将棋に対してイライラすることが激減しました。
「弱いんだから負けるのは仕方ない、ちゃんと負けを受け入れて反省しよう」と、良い意味で考え方がシフトしたのは大きかったです。
きちんと負け将棋と向き合えるかが重要だよ
結局凡人が強くなるにはこれしかない
「毎日謙虚にコツコツと勉強をやり続ける」一部の才能がある人間は知りませんが、凡人はこれに限ると思います。
レーティングが急落中は勉強のモチベーションも下がりますが、そんな時も気にせずに勉強を頑張り続ける将棋指しに私はなりたい。