近年、積立NISAなどを活用し投資商品を購入する人が増えています。
積立NISAを利用して毎月こつこつと投資を行う手法は、投資初心者からベテランまで広く愛用されており、もはや投資における最適解と言っても過言ではありません。
そんな積立NISAですが、初心者がまず疑問に思うのは「どの金融商品を買えば良いのか?」でしょうか。
まず、購入を検討する金融商品は下記の3種類に分けられます。
・日本株式
つみたて日本株式・日経225 など
・全世界株式
e MAXIS Slim全世界株式オールカントリーなど
・米国株式
SP500・楽天VTIなど
次にそれぞれの金融商品の説明、どれを選択するべきかを解説します。
【日本株式】
平均利回り2〜3%
「日本人だし日本株に投資しようかな…」こんな人が沢山居ますが、これは正直お勧めできる考えではありません。
【日本株はオワコンなのか?】
まず、株価が上昇するためにはどうすれば良いのでしょうか。
簡単に言うと企業の商品を沢山買ってくれれば、それだけ儲けが増えて株主にも還元されます。
では、どうすれば沢山の商品を買ってくれるのか?
これも超簡単に言うと、人口が増えればそれだけ購入される商品が増える訳です。
日本は少子高齢化、人口減少も問題に取り上げている事はご存知でしょう。
そんな日本株ですので、次に挙げる全世界株と米国株に比べると、株価の上昇の見込みが弱いと言う悲しい理由が有ります。
ただし、日本の企業を個人的に応援したい「個別株」は検討の余地は十分に有り。
日本株の株主優待は非常に魅了的、現に私もサンマルクやオリックスなどの個別株を所持しています。
[サンマルクの株主優待レビュー記事]
【全世界株式】
平均利回り5〜7%程度
おそらく積立NISAをやっている人の多くが購入している投資先はこれでしょう。
「積立NISAはどこに投資してる?」「全世界株式だよ〜!」
みたいな会話があったとすれば、ほぼ買っている商品はeMAXIS Slim 全世界株式オールカントリー(通称:オルカン)だと思います。
アメリカや中国など世界中の有力な企業の株に満遍なく投資し、まとめた物を小分けパック売りしているようなイメージです。
少しではありますが日本株も含まれており、全世界株を買うということは、間接的に日本株にも投資を行っている事になります。
【米国株式】
平均利回り7〜9%
日本株や中国株など余計な物は含まずに、世界一の経済大国アメリカ一本に絞って投資するのが米国株式。
アメリカの経済成長をダイレクトに受け取る事が可能、得られる利回りも他二つに比べて高い水準に有ります。
それを聞いて「じゃあ米国株式で良いじゃないか」と思う方も居るのではないでしょうか?
それも正解では有りますが、アメリカ経済がダメージを受けた時の株価暴落率が一番高い所が米国株式の怖いところ。
全世界株であれば、アメリカが転んだとしても他の国に投資先を変えるので、米国株式に比べて株価の復活が早い傾向にあります。
このリスクをどう考えるかが、米国株式か全世界株式のどちらを選ぶかの一考になるでしょう。
【どれを選べば良いのか?】
投資初心者で有れば全世界株式を選ぶのが良いと思います。
より高いリターンを求める米国株式を選ぶので有れば、きちんとリスクを理解して自分なりの考えを持っておきたいところです。
【全世界株式を推したい3つの理由】
・価格の変動が米国株に比べて緩やか
・株価暴落からの復活も早い
・全世界株には米国株も含まれているので、高いリターンを得る事が出来る
2024年からは新しいNISA制度も始まり、ますます投資への関心が増えると思います。
この記事がそんな方への参考になれば幸いです。
質問などが有りましたら出来る範囲で回答しますので、お気軽にご連絡ください。