いまや将棋界を超えて国民的スターである藤井聡太(以降は藤井名人と表記します)、その活躍っぷりは皆さん承知の事でしょう。
しかし、将棋界にはまだまだ注目したい棋士がたくさん居ます。
今回はそんな棋士5名をピックアップしエピソードを交えながら簡単に紹介します、この記事がキッカケで将棋界を知っていただけたら幸いです。
※段位は2024/8/12現在の物です。
藤井名人と同学年にして、はじめてタイトルを奪取した若手棋士のホープ。
卓越した序盤研究が強みですが、それ以上に目を見張るのは相手の攻撃を受ける的確な守備力でしょう。
叡王戦ではその守備力で藤井名人の猛攻をしのぎ切り、叡王のタイトルを獲得しました。
・居飛車党で序盤知識の広さに定評あり
・本人も強みだと感じている受けの上手さ
・中日ファンだが最近は試合を見るとイライラするらしく見ないとか
その抜群のルックスから多くの将棋指しを虜にした女流棋士。
若手女流棋士が出場できる白瀧あゆみ杯トーナメントを優勝した実績を持ち、まだまだ伸びしろたっぷりの逸材と言えます。
見た目に反して超攻め将棋、終盤の叩き合いの中での切れ味は抜群。
・終盤力抜群の居飛車党
・白瀧あゆみ杯優勝、伸びしろは十分
・カラオケの18番はゴールデンボンバー
ストイックに将棋に打ち込む姿勢から永瀬軍曹の異名を持つ、声には出さずも打倒藤井名人に燃える天才。
どんな戦型であっても互角以上に持ち込める序盤力、中終盤のねじりあいも急所に手が伸び弱点らしい点が見当たりません。
近い将来に藤井名人からタイトルを奪取する可能性が非常に高い棋士です。
・卓越した序盤力を持つ居飛車党
・デビューしたての頃はえげつない受けが持ち味の振飛車党だった
・漫画やアニメ好きでそちらの知識も豊富
17歳でデビューしてからいきなり最高勝率賞を受賞し、遠くない未来にタイトル戦で戦うであろう最強の関西若手棋士。
独創的な将棋が持ち味で、面白い将棋を指すことから藤本五段の棋譜を見るのは楽しいと評判です。
今後間違いなくトップ棋士の一角を担うと注目されています。
・雁木戦法を得意とする居飛車党
・ちょい悪から受け続け何故か逆転する藤本ワールド
・若いのにミスターチルドレンのファン
山下三段はプロ棋士ではなく奨励会員ですが、竜王戦6組準優勝の実績を持つ若手棋士です。
藤井名人に続いて中学生棋士を期待されていましたが、残念ながら中学生棋士を逃したものの、質の高い将棋と圧巻の終盤力はプロの水準と変わりません。
三段リーグを突破してプロの舞台での活躍が今から楽しみですね。
・最先端の形を苦にしない居飛車の本格派
・竜王戦で見せた終盤の力は間違いなくプロのレベル
・父親は有名な数学者、天才の血を引く天才
簡単ではありますが5人の棋士を紹介しました。
どのような棋士が将棋界を盛り上げてくれるのか期待溢れる将棋界、今後の動向に注目です!