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大人になってから将棋を始めてどこまで強くなれるのか?

30〜40代に突入し、新しくスポーツを始めるのは敷居が高く、「それなら身体を動かさない将棋でもやってみるか」と将棋を指し始める人が多くいます。

そこで気になるのは、今から始めてどのくらいのレベルまで達成できるのかという点でしょう。

今回は、そんな疑問に答えるべく、実際に大人になってから将棋を始めた筆者が、同じような境遇の人や実際の声を参考にしながら記事としてまとめました。

 

将棋アプリ3級・4級

※ここで言う将棋アプリは将棋ウォーズか将棋クエストになります。

 簡単な序盤の駒組みを覚え、3手詰めハンドブックが解けるレベルがこの級位帯です。

このレベルなら大人になってからでも比較的簡単に到達できるでしょう。
片手間に将棋を指していても十分に達成可能。

プロ棋戦であっても解説を聞けば楽しめますし、趣味で遊ぶ分には同じくらいの強さの人も多いため、最初の目標としては最適です

 

将棋アプリ1級・2級

 一つくらいは得意な戦法を持っており(中飛車がオススメ!)、3手詰ハンドブックならタイムアタックレベルで一目で解け、5手詰をそろそろ解き始めるレベルです。

大人でも日々こつこつと勉強を重ねていけば確実に到達できます。
趣味レベルとしては十分に強く、リアルの級位者大会などに出場しても勝ったり負けたりで楽しめるので、将棋が面白いと感じられ始めるレベルでしょう。

大人からの勉強だと、この辺りでストップする人が多い印象を受けます。

 

将棋アプリ初段

アプリでも級位と段位では差があるので、このレベルになると到達の難易度はぐんと上がります。

基本的な勉強方法は級位の時代と変わりませんが、こつこつとした勉強の継続が年単位で必要です。
私はアプリで初段になるまでに3〜4年ほどかかったと思います。

大人になってから勉強をスタートして、ここまで到達できれば大したものです。
一つの到達点として定める目標としては最適かもしれません。

 

将棋連盟道場初段

将棋アプリであれば二段相当の強さです。
大人になってから将棋を始めたにも関わらず、将棋にハマりにハマった人たちが到達する領域。

級位者大会ではほぼ上位入賞が可能であり、級位者大会の決勝戦が初段対初段になるのはよく見る光景です。

将棋が好きで対局と勉強に夢中になれれば到達可能ですが、片手間の趣味では難しいため、目標として設定するには人を選びます。

 

将棋連盟道場二段

筆者はここに来るまでに8年は掛かりました。

体験的には道場初段~二段の差はもう一歩と言った所なので、道場初段までいければ二段は視野に入ります。
それでも多大な時間を将棋に投資することが必要になりますが。。。

詰将棋は7手詰ハンドブックがさくさく解け、相手がどのような形でも対応できる序盤の知識が必要になります。

 

将棋連盟道場三段・将棋倶楽部24初段

「大人になってから将棋を始めてどこまで強くなれるのか?」この質問への回答は道場三段・将棋倶楽部24初段ぐらいまでは強くなれるです。

仕事をしつつも休暇の大半の時間を将棋に投資し、詰将棋を解き続け、定跡書を貪り読み、そんな勉強を10年以上積み重ねれば三段が射程圏内に入ります。

将棋の勉強に充てる時間を副業や資格の勉強に費やした方が良いかもしれません。

趣味を通り越して将棋が生活の一部として根付いてしまった大人の到達点がここです。

 

将棋連盟道場四段以上・将棋倶楽部24有段タブ半分以上

県によっては代表を取れるレベル、大人になってからの勉強では不可能に近いです。

しかし、私は一人だけ30過ぎから将棋を始めてここに来た人間を知っていますが。
彼には才能が有ったとしか言えません、4年ぐらいでこのレベルに来ましたから。

大人になってから将棋を始めて、幸運にも稀なる才能が有れば到達出来るのかもしれませんね。

 

まとめ

・目標として最適なのは将棋アプリ初段
・大半の時間を投資して到達できるのが道場三段 24初段
・四段以上は大人になってからの勉強では厳しい