
私は大人になってから将棋を始めて、ノーマル三間飛車を主戦法として三段まで棋力を上げることが出来た。
ノーマル三間飛車は、他の戦法に比べて比較的緩やかな進行で、自分の学んできた形で戦いやすいのが特徴だ。
三間飛車の定跡書を色々と読んできた筆者だが、今回はノーマル三間で初段を目指す上で、お勧めしたい棋書をまとめてみた。
三間飛車党の腕が鳴る戦型だ!
まずはこれ、100円で購入出来る内容とは思えないほど濃い中身となっている。
対三間飛車の急戦として使用される、斜め棒銀・エルモ・左美濃への対応策が紹介されている。
本書は次の1手感覚で進むので、まだ棋力の低い頃でも読みやすいのが助かるだろう。
一気に急戦で潰されることが激減するのは間違いないと思う。
最初の頃は一つの戦型に特化してる定跡書よりも、広く浅くいろいろな戦型が紹介されている本が良い。
ノーマル三間飛車頻出の14の戦型が紹介されており、これを読むことで8割くらいの戦型に対応することが可能だ。
67銀型で戦うのか、それとも57銀型で戦うのかを意識しながら、三間飛車の面白さと捌きを是非とも学んで欲しい。
三間飛車に右四間飛車は有効ではないと言われているが、アマチュアではそんなことはお構いなしに登場する戦型。
対策を知らないと級位者の頃は一気に局面を悪くしてしまうので注意。
右四間特化の定跡書は見当たらなかったが、私は個人的に推しているyoutuberモックン氏の右四間対策を愛用している。
youtubeでも紹介されており、これで右四間の理不尽な暴力に対応出来るようになる。
右四間飛車は古来から振り飛車キラーの戦法、対策を知らないと一気に不利になるぞ
ノーマル三間党が振り飛車を相手にするときに使われる主な戦型は3つ。
三間飛車・向かい飛車・右四間飛車
順番に定跡書を紹介しながら解説していく。
どれを選んでもメリットもデメリットもあるかな
対振り飛車でも三間飛車で戦いたい人は、戸辺先生の本がお勧めだ。
石田流を指しこなす本と書いてあるが、本書はノーマル三間ともシナジーがあり、
相振り飛車は別の感覚が必要になってくるので、その感覚を磨いてほしい。
本書1冊で一通りの相振り飛車への対策が紹介されている。
相振り飛車では向かい飛車へ構えるのがソフトの評価値は良くなるようだ。
対三間などでは、どうしても相手に先攻を許してしまうが、きちんと受け切れれば強烈なカウンターで仕留めることが出来る。
三間で戦うか、それとも向かい飛車で戦うかはどちらも一長一短、好きな方を選択しよう。
振り飛車党としては微妙な選択だが、
初段を目指すレベルなら、振り飛車を葬るには右四間飛車+エルモ囲いが最高に強い。
相手が角道を止めてきたら、右四間を選択するあるまじき振り飛車党はアマチュア間には非常に多い。
ちなみに「アマチュアは振り飛車が多いし、居飛車相手でも全部右四間飛車でいいんじゃね?」のような素朴な疑問に、私は反論することが出来ない。
振り飛車を指し続け、初段が現実的に入り始めた頃に頻出してくるのが穴熊だ。
指し慣れている人の穴熊は非常に強力なので、このあたりで穴熊への対策を勉強したい。
ここまで来れば初段は目の前だ。
57銀型で穴熊に対抗する「真部流」が紹介されている。
近年では真部流よりも、三間飛車ミレニアムが評価されているようだが、まだまだ真部流も現役で使えるのでお勧めだ。
勝てた時の一番気持ち良い戦法は真部流だと私は思う。
67銀型から速攻で穴熊に攻め込んでいく形が紹介されている。
通称・かなけんシステムと言われる戦型で、穴熊相手に先攻出来るのは非常に魅力的だろう。
どの形でも67銀型の三間飛車を指したい人は、絶対に読むべき名本。
以上、ノーマル三間飛車で初段を目指すためにお勧めしたい定跡書を紹介した。
三間飛車は定跡の局面が頻出する戦型なので、自分の苦手を潰しながら棋力向上に向けて頑張って欲しい。
勉強が反映されやすいのがノーマル三間飛車の面白いところだね






