
「また来た…」それが、私の20年以上続く週末の最悪な合言葉だった。
学生時代から続く偏頭痛。
特に土日や連休になると高い確率で襲ってきて、せっかくの休日が丸ごと潰れる。
予定を入れても、朝起きた瞬間に「あ、今日は無理だ」と布団に逆戻り。
そんな生活が当たり前になっていて完全に慣れっこだった。
市販の鎮痛薬や漢方、偏頭痛に効くと聞けばなんでも試してきたけど、
ほぼ効果は無いか、良くて多少マシになる程度。
根本的には解決できず、「もう一生このまま付き合うしかないのか」と思っていた。
私の場合、平日の仕事中は意外と大丈夫なのに、土日に発症することが多い。
調べてみると、これは「週末偏頭痛」と呼ばれるタイプで、平日のストレスや緊張が解けた反動で脳の血管や神経が反応してしまうらしい。
正直、週末が怖くなっていた時期もあるし、予定を入れるのも躊躇してこともある。
そんな生活を20年以上続けたある日、ダメもとで「頭痛外来」に行くことに。
病院ではまず詳しい問診と検査、なんとMRIも撮影。
発症頻度や痛み方、生活リズムなどを細かく聞かれ、最終的に「片頭痛(偏頭痛)」と診断された。
特段怖い病気などではなく、予想通りの偏頭痛だったのでとりあえずはホッと一安心。

まず処方されたのはエレトリプタンというトリプタン系の薬とロキソニン、そして吐き気止めの薬。
エレトリプタンは発作そのものの原因に直接作用し、ロキソニンは炎症や痛みを抑える役割がある。
私の場合、ロキソニンは効いた記憶がなく良いイメージがなかったけど、そもそも私のタイプの偏頭痛に作用する薬ではなかったようだ。
エレトリプタンではカバーしきれない部分を、ロキソニンでカバーするイメージだ。
また、私は偏頭痛と一緒に吐き気もあるので、吐き気どめのナウゼリンも処方された。
他にも、偏頭痛対策に行うと効果的と言われるストレッチやマッサージも教えてもらい、
毎日の筋トレとストレッチの中に組み込むことにした。
偏頭痛が出た日に半信半疑で薬を飲んだところ… 数時間後にはスッと痛みが引いた。
「え、これだけで偏頭痛が楽になるの?」という驚きと感動。
今まで何もできずに暗い部屋で寝ていたのが、薬を飲めば1時間後には普通に外出できる。
まさに人生が変わる瞬間だった。
もちろん薬の効果は絶大だが、私とって大きかったのは「いざというとき相談できる医者がいる」という安心感が強い。
それまでの私は「また偏頭痛が来るかも…」という不安が常に頭にあり、予定を立てるのも怖かった。
でも、今は発作が来ても「薬があるし、医者に相談する事だって出来る」と思える。
間違い無くこれだけで気持ちが劇的に軽くなった。
20年以上悩んでいた私が、今では週末を自由に楽しく過ごせている。
本当にもっと早くから病院に行けばよかったと思っている。
もし偏頭痛で悩んでいるなら、「どうせ治らない」と諦める前に、一度専門医を訪ねてみて欲しい。
きっと私と同じように世界が変わる可能性が大きいと思う。