初段の壁という言葉が有りますが、初段の壁とは5手詰めが解けるかどうかだと感じています。
この記事では、5手詰ハンドブックへの取り組み方について解説します。
5手詰が解けるようになると将棋の質が変わるぞ
3手詰めハンドブックならタイムアタックで解ける人が、次のステップアップとして挑戦しましょう。
まだ3手を学習中の人ならば、5手を始める必要は無いと思います。
3手は楽勝!それなら5手も…って思うじゃん?
私は長く将棋をやっていますが、勉強の中で一番苦労したのは3手から5手詰将棋への移行期です。
5手詰が全然解けなくて辛かったのは今では懐かしい思い出。
ぶっちゃけ、対有段者向けの穴熊対策よりも、5手詰めを解き始めた辺りの方がキツかった。
解けなすぎて発狂しそうになったよ
多分、5手の読みと言うのが将棋特有の感覚なので、最初のうちは苦労するのかもしれません。
特に将棋歴の浅い人にとって、5手の読みというのは異次元の感覚。
将棋脳がまだ出来ていない状態から、5手の読みという将棋脳を新しくインストールする作業は高難度。
逆を言えば、5手詰を勉強すれば周囲の級位者にははっきりと差をつけることが出来ます。
質よりも量をガンガン解きまくりましょう。
答えが分からなかったら、さっさと答えを見て次に進む感覚で問題ありません。
以下の点に注意しながら解き進めて下さい
「5手詰ハンドブックなんてタイムアタックで解ける」ような事をいう人もいますが、もう5手詰めが終わった人の言う事なので気にしなくて大丈夫です。
詰将棋は質より量!これから先もずっと同じだよ
5手詰ハンドブックは三種類発売されていますが、どれを選んでも難易度に差はないです。
1冊を仕上げることが出来れば、他の色も解けるようになるので、
まずは1冊を8割以上は解けるようになるまで繰り返し勉強しましょう。
また、高橋道雄先生の5手詰本は、5手詰めハンドブックよりも難易度は低め。
3手詰が解けるようになったばかりの人には、高橋道雄先生の詰将棋本をお勧めします。
5手詰を解き始めたばかりであれば、全然解けなくてイライラすることもあると思います。
でも大丈夫、繰り返し解き続ければ必ず解けるようになり、解けるようになった頃には将棋の強さも変わってきます。
私は5手詰ハンドブック3冊が完璧になるまで2年は掛かりました。
才能のない私でも出来たから、この記事を読むくらい将棋に熱心な人なら問題ないでしょう。
5手詰への挑戦を応援しています!